痒いところをかきたい


「北京は便利になった」


北京暦の長い人はよくそうおっしゃいます。
昔に比べると格段に便利になったし、物も簡単に手に入るようになったらしい。
確かに「海外生活って…」と言うほど不便でもないんですよね〜。


でもね、なぜだか欲しいものはなかなか手に入らないのー。
特に手芸用品とかね。


スーパーで買い物をして両手いっぱいに荷物を持って出ると、空タクがクラクションを鳴らして「乗ってくか〜」てな感じで通り過ぎたり、輪タクのおっちゃんに「どこまで行くねん」と声をかけられたり、
携帯屋さんの外で「壊れた携帯でも買い取ります」なんてお店が道端に出ていたり、
オフィス街に続く道で、「卒業証明書いらんか?作るで〜」なんて声をかけられたり、
駐車場に車を止めれば、すぐに「磨いてやろー」とぞうきんとスプレーを持った人が寄ってきたり、
バス停では必ずと言っていいほど茹でたとうもろこしとか、串焼きみたいなのとかを売っていたり。


痒くないところまで、「かいてあげんで。いつでも言いや〜」てな具合にサービスがいきとどいているんですけどねぇ。


なんでミシンが置いてあるカル○ールに、ボビンとかミシン糸とかは置いてないわけ?
ワールドカップのマスコットのぬいぐるみは山ほどあるのにさ。