当日

icchihi2005-10-01



緊張のせいか、あまり眠れぬまま朝を迎えた結婚式当日。
7時半に平安神宮入り、ということで、5時半起き。
眠い…。


JRの駅で祖母と待ち合わせて、両親と祖母と4人で京都へ。


平安神宮に着いてすぐにメークと着付けがスタート。
日本髪の鬘のためにまとめられていく髪、だんだん白くなってくる顔・首・手(笑)
鏡の中の自分がどんどん違う人になっていくようで、ちょっと笑ってしまいました。


白無垢は想像以上に重かった…(>_<)
「これは肩が凝るなぁ」とちょっぴりトーンダウン。
「鬘をつけたらバランスがよくなるから大丈夫よー」と美容師さんは言うけれど、鬘をつけたら、ますます重くて、頷くこともできませんでした。


隣の部屋で夫も着付けをしてもらっていたようで、着付けの途中で廊下を歩く紋付袴姿の夫がちらっと見えました。
おぉ〜、なかなか似合う♪
うちの旦那さま、和服がよく似合うんです!
やっぱり平安神宮にしてよかったなぁ、と思いながら、最後の仕上げへ。


着付けとメークが終わったら、写真撮影ということでメークさんに付き添われてお庭へ。
着物も鬘も重いけど、何より綿帽子が暑いっ(>_<)
10月に入ったとは言え、まだまだ暑い日本。
まるで布団を巻いて歩いているような状態なので、すぐに汗が…。
夫に扇子で扇いでもらって、メークさんに何度もメークを直してもらって、なんとか写真撮影を終えました。


そして、いよいよ挙式。
平安神宮の中にある儀式殿というところで行いました。
控え室から儀式殿に向かって歩いていくと、少しずつ緊張が…。
やっと、「いよいよ結婚式をするんやなぁ」といった感じ。
ちょっと遅い?(笑)


式では、ちゃんとうまく立ったり座ったりできるかな?言われた通りに榊を奉納できるかな?とか、いろいろ不安はありましたが、なんとか無事に終わりました。
まぁ、一番最後に夫と後ろの席に移動して座るときに、こけかけて、夫に支えられるという場面もありましたが(笑)


式の後は、親族一同での集合写真。
けっこう時間がかかるので、笑顔をキープしつつも、夫とおしゃべり。


夫:なぁなぁ、ヅラどんな感じ?
私:めっちゃ重いで。しかも暑いねん。
夫:蒸れる?
私:うん。将来、ハゲになってもヅラはやめときやー。
夫:そんなにひどいん?
私:うん、もう湯気出そうやもん。


なんて会話をしておりました(笑)


私達は、親族のみでの披露宴だったので、お偉いさんのスピーチがあるわけでも、友達の出し物があるわけでもなく、みんなに一言ずつお祝いの言葉をもらったり、私達がみんなのことろに行って一緒に写真を撮ったり、和やかな雰囲気の披露宴になりました。
でも、やっぱり白無垢も色打ちかけも重くて(決して苦しくてというわけじゃない)、お料理はほとんど食べられませんでした。


みんなに好評だったのは「鏡開き」。
和装でケーキ入刀は合わないよねぇ、ということで、ケーキ入刀の代わりに二人で鏡開きをしたんです。
みんなに「よいしょー!」と掛け声をもらって鏡開き。
なんだか楽しい気分になりました。


みんなのお祝いスピーチも笑いあり、涙ありで、とても嬉しかったです。


前日、悩みに悩んで、なんとか短くまとめた両親への手紙は、
「すらっと読んでしまったのがあかんかった」
と夫にダメ出しされましたが(笑)やっと両親に「今までありがとう」という言葉を言う機会を得られて、ほっとしました。



たくさんの方々に祝福されて、二人ではじめの一歩を踏み出した私達。
お互いを支えあって、これからの人生を一緒に歩んでいきたいと思います。