桂公府


日本にいるときに学校の事務員さんのお友達のお友達(北京在住)、という方を紹介していただいて、メールで何度かやりとりをさせてもらっていたTさんと会うことに!
Tさんは10年前にも一度北京にいらしたことがあるベテランの奥様!
メールで北京の様子や、持って行くといいものなどを教えていただいて、本当に助かったのです。
そんなTさんとの初対面!


ちょっと緊張しながら、同じマンションのKさんとFさんと一緒に待っていると、めちゃキレイなご夫人が現れた!
もしや、あの人?と思ったら、やっぱりそうだった。
すごいセレブなオーラが!!


ランチをご一緒させてもらったんだけど、なんと西太后の弟が住んでいたお家をレストランにした、というところへ連れて行ってもらった。
胡同(フートン)にあるんだけど、このレストランの付近は観光用として残されているところではなくて、今どんどん新しいマンションが建てられていっているところ。
真っ白なマンションがたくさんあって、さらに新しいマンションが建築中という、なんとも現代的な町並みの中に、そこだけ昔のままの建物がありました。
よく言うと雰囲気のある、率直に言っちゃうとかなりぼろい(笑)建物でした。


今はレストランになっているのですが、昔、西太后が幼少期をその家で過ごしたんですって。
宮廷にあがられた後、弟さんが住まわれて、その弟さんの娘もお后になられたんだとか。
だから二人もお后を出した家ってことで、「鳳凰の家」と呼ばれていたらしいです。(このあたり、ちょっと漢字がたくさん出てきたので、記憶があやふやですが…^^;)


でも、そんなふうにすごい家って言われてたのに、あっさり売っちゃうんですねぇ。
しかも宮廷料理のレストランとかじゃなくて、オーナーがお茶好きだったらしくて、今は茶葉料理のお店になっているくらいだから。
それってどうなんでしょうねぇ。


「もしかしたら、どっかの石油王が故宮を買いたいって言ったら、値段によっては売っちゃうかもよ」
なんて話になりました(笑)
『喫茶故宮』とかになってたら、ちょっとやだけどね。


お料理は、あっさりしててなかなかおいしかった。
それよりもお家の雰囲気とかがよかったけどね。
家族が来たときに一緒に行くといいかもしれない。
料理もあんまり油っこくないし。


帰りのタクシーの中では、Tさんのセレブ振りに「私達も、ああならなきゃねー」と話していた私達なのでした。
ま、たぶん無理だけどー(笑)