人のつながり


ここ何日か、いろんなことに追われて、ちょっと心がトゲトゲしてきていた。
でも、そんな私のわがままや、急なお願いにも、心優しく応えてくれる人が周りにいて、本当にありがたいなぁ、と心から思った。
もちろんしてくれた行為自体もありがたいんだけど、そうやって自分の周りには支えてくれる人がいるんだって思えたことが、嬉しかった。
人のつながりって本当に大事だ。


インターでのお仕事も、あと1週間。
1日からは父のいるインドネシアに行き、帰国後すぐに北京に発つ。
つまり日本での生活も、実質あと1週間なのだ。


そして今、私は送別会に招かれたり、一緒に食事をと言ってくださる人のおかげで、嬉しくて忙しい毎日を過ごしている。
しばらく会えなくなるのは、やはり淋しい。
でも、「また会おうね」「しばらく会えなくなる前にいっぱい話そうよ」って言ってくれる人がいるのは幸せなことだ。



今まで、父の転勤や、留学や、進学などで、いろんな人に出会い、いろんな人との別れを経験してきた。
去っていく人を見送ることも、自分が去っていくこともあった。
再び会える希望があるときも、もう二度と会えないだろうという別れもあった。


でも、どんな別れにせよ、一度「出会った」という事実は変わらない。
出会って、一緒にいろんな時間を過ごした。
今の私があるのも、そんないろんな人との時間の積み重ねがあったからだ。


そう思うと、しばらく会えないとしても、その人とのつながりは消えることはないと思えて、淋しい気持ちでいっぱいなのが少し明るくなる。
淋しくったって、前に進んでいこうという気持ちになれる。


曇り空から、ほんの少し太陽の光が差し込むように…。